貴重本! 『私的戦後左翼史』 自伝的戦後史 1945-1971年 太田竜! [17914501]
商品詳細
『私的戦後左翼史』
自伝的戦後史 1945-1971年
マルクス主義を超えて人類革命の思想へ
著者:太田竜
話の特集社発行
発行1985年
当時数十冊あまり読破しておりましたが、著名な思想家太田竜氏の著書のひとつですが、彼の思想的な源流を知ることができます。
アマゾン感想レビュー
太田竜の情熱が迸るが如く感じられる、読み進めるほどに左翼時代の氏を誤解していたことに気付いた。
必然的に1985年以前で話は終わっているが、願わくは、太田氏の価値を広く世に知らしめたそれ以後の「私史回想」が聞きたかった。
太田竜は太平洋戦争敗戦前後に、戦争由来の災害ユートピアという形で原始共産制を実感していた。貧困と革命の熱意を共有する多くの仲間によって形成される共同性と、アメリカによって帝国主義から脱落させられ、革命を臨むゼネスト直前まで至った日本の姿は、強烈な記憶として刻まれた。このことが、本書から読み取れる。また、なぜ太田が最終的にオカルティストになってしまったのか、原因が見えてくる。敗戦前後の原始共産制に戻れば一からやり直せる。今度こそ正しい道を選択出来る。願望は、原始共産制の雰囲気が漂う辺境に敗戦前後の日本社会を投影することへ繋がる。こうして太田は、高度経済成長の渦中で大衆との接点を見失い、革命運動に躓く度に次から次へと立場を変え辺境探しを繰り返すことになる。未来は未来へ接続することでしか開示されない、ここに至らなかった太田の悲劇というべきか。
注)鉛筆などでの傍線が何カ所かにあります。
当時に太田竜氏より頂いたはがき(年賀状)も付けておきます。
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貴重本! 『私的戦後左翼史』 自伝的戦後史 1945-1971年 太田竜!
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